エクステリア用語辞典:さ行


サービスヤード:物干し場などの作業用スペース。ゴミ置き場や物置なども置かれることが多い。

サンクガーデン:地面より掘り下げて作った庭園、花壇。沈床園。草花を観賞しやすいように考えられた。

しきレンガ(敷きレンガ):床に敷き詰めるためのレンガ。輸入物が多いためJIS規格のものとは大きさが異なる。

しゅっこんそう(宿根草):冬になっても枯れないか、地上部は枯れても根は越冬し、春になると芽を出す植物。

しゅてい(主庭):主となる庭。通常は南側に大きく取られる。

ジュラストーン:高硬度の石灰岩の一種。薄く割れ乱貼り用の石材として使われる。ジュラストーンというのは商品名で、扱う輸入業者により呼び名が何通りかある。ストローブホーン、ライムストーン、ソルンフォーヘンなど。

ジョリパット:塗り壁材の代表。ジョリパットはアイカ工業鰍フ商品名だが鏝むらを出した仕上げの代名詞になっている。ローラーによる仕上げも可能で、仕上げ方法は数十通りにもなる。

しんしゅくめじ(伸縮目地):コンクリートは硬化するときに収縮するので広い面を作るとひびが入りやすい。その収縮を目地部で吸収しひびが入りにくくするための目地。

シンボルツリー:一本だけ独立して植栽された象徴的な樹木。

セメント:無機質接合材の総称で普通はポルトランドセメントのことを指す。ポルトランドセメントは石灰石を原料とし水と化学反応を起こし硬化する。化学反応なので乾燥して硬化するわけではなく、気温が高い時の方が早く硬化する。セメントに砂と水を加えて練り混ぜたものがモルタル。さらにモルタルに砂利が加わったものをコンクリートと呼ぶ。

ぞうき(雑木):雑木林にあるような落葉広葉樹。元は墨を作るために頻繁に幹、枝を切られ、株立ちになった。現在ではその趣に価値を認められ株立ちの造園樹木が育成されている。このような樹木が造園材料として受け入れられるようになったのは近代になってから。

ゾーニング:空間を機能や性質によってエリア分けしていく計画手法。

ゾロ:仕上げ材などの納まりの種類の一つ。異なる仕上げが段差が付くことなく接していること。